2008.10.17 Friday
歴史的割安水準になってきた純資産倍率(PBR)
10月11日の日本経済新聞「株価指標欄」をみますと
10日の日経平均株価は8276.43円、
東証1部全銘柄のPBRは0.93倍、
日経平均株価のPBRは0.98倍になっています。
トヨタ、ホンダ、ソニーなど日本を代表する優良企業も軒並みに株価が純資産を下回る状態です。
2003年4月の安値7607円をつけたときの日経平均株価のPBRは1.29倍でした。東証1部全銘柄でも1.20倍でしたので10月10日の日経平均株価8276円はPBRというものさしでみますと、2003年の7607円よりも実質的に2割〜3割前後割安な水準になっているといえます。
日経平均株価の1株純資産はおよそ8500円前後です。世界的な株価下落が続いているなかですが、おおむねこの水準で相場下落に歯止めがかかるのではないかと考えられます。
世界を見回してみますと、日本株はPBRが最も低い水準にありますが、一方では、かつてのバブル崩壊の教訓もあり、企業財務の健全度(自己資本比率)は世界一といえる水準です。
世界的金融危機から信用が収縮し、高レバレッジ投資の解消が進行しています。また並行して円キャリートレードの解消が進み、円高も進んでいます。株式投資に逆風が吹いているとみている人が多いかと思いますが、実際は少し異なるように見受けられます。
確かにこの世界的金融危機が解消された後の世界情勢、経済の立ち直りのスピード、マネーの流れの変化等、見通し困難な部分が多いのは間違いありません。
しかしながら、株式投資という側面で見れば、世界をリードしてきた米国の金融ビジネスモデルである高レバレッジ投資が破たんしたことで、かえって本来の株式投資をしやすい環境となってきたと考えられます。
現在は、100年に一度の世界的な金融危機が起こっているといわれていますが、別の見方をすれば100年に一度の投資チャンスが訪れてきているとも見ることができるかもしれないのです。
最近のマーケットの状態を見ていますと、業界トップの企業の株式を中心に個人と思われる幅広い買い物が少しずつ入り始めているようです。時間分散を心掛けて低PBR・高配当利回り銘柄をゆっくりと買い増すタイミングと思われます。
10日の日経平均株価は8276.43円、
東証1部全銘柄のPBRは0.93倍、
日経平均株価のPBRは0.98倍になっています。
トヨタ、ホンダ、ソニーなど日本を代表する優良企業も軒並みに株価が純資産を下回る状態です。
2003年4月の安値7607円をつけたときの日経平均株価のPBRは1.29倍でした。東証1部全銘柄でも1.20倍でしたので10月10日の日経平均株価8276円はPBRというものさしでみますと、2003年の7607円よりも実質的に2割〜3割前後割安な水準になっているといえます。
日経平均株価の1株純資産はおよそ8500円前後です。世界的な株価下落が続いているなかですが、おおむねこの水準で相場下落に歯止めがかかるのではないかと考えられます。
世界を見回してみますと、日本株はPBRが最も低い水準にありますが、一方では、かつてのバブル崩壊の教訓もあり、企業財務の健全度(自己資本比率)は世界一といえる水準です。
世界的金融危機から信用が収縮し、高レバレッジ投資の解消が進行しています。また並行して円キャリートレードの解消が進み、円高も進んでいます。株式投資に逆風が吹いているとみている人が多いかと思いますが、実際は少し異なるように見受けられます。
確かにこの世界的金融危機が解消された後の世界情勢、経済の立ち直りのスピード、マネーの流れの変化等、見通し困難な部分が多いのは間違いありません。
しかしながら、株式投資という側面で見れば、世界をリードしてきた米国の金融ビジネスモデルである高レバレッジ投資が破たんしたことで、かえって本来の株式投資をしやすい環境となってきたと考えられます。
現在は、100年に一度の世界的な金融危機が起こっているといわれていますが、別の見方をすれば100年に一度の投資チャンスが訪れてきているとも見ることができるかもしれないのです。
最近のマーケットの状態を見ていますと、業界トップの企業の株式を中心に個人と思われる幅広い買い物が少しずつ入り始めているようです。時間分散を心掛けて低PBR・高配当利回り銘柄をゆっくりと買い増すタイミングと思われます。
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