2007.02.21 Wednesday
日銀の金利引き上げでマーケットは今後どうなる?
ついにというか、やはりというか、日本銀行が本日午後政策金利の引き上げを決定、即日実施しました。
無担コール・オーバーナイトものの金利の誘導目標を現状より0.25%引き上げ、年0.5%とするものです。
この決定を受けて、株式、債券、為替市場が動きを見せました。株式・債券は値下がり、為替は円高という反応です。
このような動きとなったのは、大方の市場関係者が今回の利上げを予期していなかったからだと思います。
ただリアクションの時間は債券を除き、非常に短時間で収束しました。株式市場は結果的に小安くなったものの、鉄鋼株は高値圏で終了しましたし、為替市場は海外市場で円安が一段と進行しています。
今後のマーケットを見通しますと、
まず短期金利は今回の引き上げで不透明要素ではなくなりました。次回の金利引き上げは早くても秋以降となるでしょう。日銀の金融政策決定会合のたびに金利引き上げを巡る憶測などというわずらわしさから解放されます。長期金利は景気動向意、株式市場、為替市場に応じて動くことになりますが、少しずつ金利上昇ということになると思います。
株式市場は、日銀の政策金利が当面動かないとうことから、不透明要素がひとつなくなったことで上がりやすくなりました。日経平均株価の18000円台乗せも近いように思われます。
気がかりなのは、3月のSQ(特別清算指数)算出日です。3月1日〜8日までのどこかで大きく調整する日があるかもしれないと思いますが、その後は順調に上昇していくと着たいしています。
為替市場は、円安基調を維持すると思われます。
個人の「貯蓄から投資へ」という資金の流れは月を追って大きくなってきています。
本日設定の野村AMの新ファンド「ノムラ・グローバル・オールスターズ」は上限2000億円に対し、設定額は1787億円でした。外国株式投資や、国際分散投資をする投資信託への関心が非常に高くなっています。為替への影響度は今後も引き続き大きいと思います。私は個人的には1ドル=135〜140円程度が妥当な水準ではないかと思っています。
なお、今回の円安は市場が判断したもので、介入は一切なく自然に導かれたものです。将来的にはどこかで「円買い介入」というものもあるかもと思っていますが、現在はその段階ではないと判断しています。
↓参考になったと思いましたらよろしくです。
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無担コール・オーバーナイトものの金利の誘導目標を現状より0.25%引き上げ、年0.5%とするものです。
この決定を受けて、株式、債券、為替市場が動きを見せました。株式・債券は値下がり、為替は円高という反応です。
このような動きとなったのは、大方の市場関係者が今回の利上げを予期していなかったからだと思います。
ただリアクションの時間は債券を除き、非常に短時間で収束しました。株式市場は結果的に小安くなったものの、鉄鋼株は高値圏で終了しましたし、為替市場は海外市場で円安が一段と進行しています。
今後のマーケットを見通しますと、
まず短期金利は今回の引き上げで不透明要素ではなくなりました。次回の金利引き上げは早くても秋以降となるでしょう。日銀の金融政策決定会合のたびに金利引き上げを巡る憶測などというわずらわしさから解放されます。長期金利は景気動向意、株式市場、為替市場に応じて動くことになりますが、少しずつ金利上昇ということになると思います。
株式市場は、日銀の政策金利が当面動かないとうことから、不透明要素がひとつなくなったことで上がりやすくなりました。日経平均株価の18000円台乗せも近いように思われます。
気がかりなのは、3月のSQ(特別清算指数)算出日です。3月1日〜8日までのどこかで大きく調整する日があるかもしれないと思いますが、その後は順調に上昇していくと着たいしています。
為替市場は、円安基調を維持すると思われます。
個人の「貯蓄から投資へ」という資金の流れは月を追って大きくなってきています。
本日設定の野村AMの新ファンド「ノムラ・グローバル・オールスターズ」は上限2000億円に対し、設定額は1787億円でした。外国株式投資や、国際分散投資をする投資信託への関心が非常に高くなっています。為替への影響度は今後も引き続き大きいと思います。私は個人的には1ドル=135〜140円程度が妥当な水準ではないかと思っています。
なお、今回の円安は市場が判断したもので、介入は一切なく自然に導かれたものです。将来的にはどこかで「円買い介入」というものもあるかもと思っていますが、現在はその段階ではないと判断しています。
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